abs()
数の絶対値を取得します。引数は整数、浮動小数点数または abs() が実装されたオブジェクトとなります。
引数が複素数ならば、その絶対値 (magnitude) が取得されます。
絶対値とは、0からの距離のことで、正の整数「10」では、10は、0から10離れているため、絶対値「10」となります。
負の整数で「-10」の場合、0からの距離は10になるため、絶対値「10」となります。
小数でも絶対値を返すことができます。
使用例
a = abs(123)
b = abs(-150)
print(f"a={a} b={b}")
# 実行結果は
# a=123 b=150
複素数の場合
z = complex(1, 2)
print(z)
print(abs(z))
# 実行結果は
# (1+2j)
# 2.23606797749979
※「複素数」とは
実数の組の(a、b)を、虚数単位「i」を使って、(a+bj)と解して、これを一つの数と見た場合の呼び名のこと。
※「絶対値」とは
原点0からの距離をあらわし、その正負の性質や方向などに関係なく考えた時の値のこと。