float() Python 組み込み関数

組み込み関数 float()

float()
空(0.0)の浮動小数点数を生成します。引数が指定されている場合は、その値をfloat型に変換します。
数値または文字列 x から生成された浮動小数点数を返します。

sign           ::=  "+" | "-"
infinity       ::=  "Infinity" | "inf"
nan            ::=  "nan"
numeric_value  ::=  floatnumber | infinity | nan
numeric_string ::=  [sign] numeric_value

一方で、引数が整数や浮動小数点数なら、Pythonの浮動小数点数の精度で同じ値の浮動小数点数が返されます。
引数がPythonの浮動小数点数の範囲外なら、OverflowErrorが送出されます。

>>> float('+1.23')
1.23
>>> float('   -12345\n')
-12345.0
>>> float('1e-003')
0.001
>>> float('+1E6')
1000000.0
>>> float('-Infinity')
-inf

浮動小数点数型については、数値型、int、float、complexも参照してください。
バージョン 3.6 で変更: コードリテラル中で桁をグループ化するのにアンダースコアを利用できるようになりました。
バージョン 3.7 で変更: x は位置専用引数になりました。
バージョン 3.8 で変更: float() が定義されていない場合、index() へフォールバックできるようになりました。

使用例

a = float(1)
print(a"1: {a}")
# 実行結果 1: 1.0

b = float('3.14')
print(b"'3.14': {b}")
# 実行結果 '3.14': 3.14

c = float('3.14e-2')
print(c"'3.14e-2': {c}")
# 実行結果 '3.14e-2': 0.0314

d = float()
print(d'引数無し: {d}')
# 実行結果 引数無し: 0.0
よかったらシェアしてください!
目次