プログラミングスクールから、あなたはカモにされる?

プログラミングスクールから、あなたはカモにされる?
目次

プログラミングスクールに使うのは、「やめとけ」ってホント?

NOのイメージ画像

プログラミングスクールに使うのは、
「やめとけ!」とか、
「意味ない。カモられるだけ!」
という話を聞いたことがありますか?

最近、IT業界では、よく言われているようです。

その理由としては、

  • プログラミングスクールの卒業生は業界から避けられていて、就職できない。
  • プログラミングスクールをいつまで経っても卒業させてくれず、受講料を払い続けるハメになる。
  • 無料のプログラミングスクールで高額な受講料をボラれた。

など、
通常であれば上記のようなことは、有り得ないのですが、噂のような話が出回ってしまって、実際のところどこまでが本当なのかが、よくわからない部分も多いかと思います。

今回は、プログラミングスクールからカモにされる方の特徴や、プログラミングスクールの闇などについても、詳しく解説していきます。

プログラミングスクールには闇がある

NOというジェスチャー

実は、プログラミングスクールには、闇の部分があります。

もちろん、全てのスクールのことを言っているわけではありません。
誠実に運営を行っている所が大半だと思います。

では、プログラミングスクールには、どんな闇があるのかを紹介していきますので、現在、スクールを探していて、下記の内容に思い当たる節がある場合は、
再度、スクール選びを検討してみた方がよいかもしれません。

プログラミングスクール、5つの闇

  • 右肩下がり商売の闇
  • 途中退学や違約金の闇
  • 表向き安い受講料の闇
  • 無料のプログラミングスクールの闇
  • 就職先が限定される闇

それでは、1つずつ解説していきます。

右肩下がり商売の闇

プログラミングスクールは、右肩下がりの商売と言われています。

それは、一定の確率でスクールを途中で退学する生徒が必ず出てくるからです。
そのため、最初から辞めていくことを前提に、定員以上の生徒をあえて受け入れて、まともな授業をせずに、残っている生徒に対し、色々な理由をつけては卒業させず、就職を先延ばしにするようなスクールも存在します。

生徒としても、履歴書を「スクール中退」とする訳にはいかないので、スクールの言いなりに受講料を払い続けるしかないというケースがあるようです。
スクール選びの際、実際に見学に行ってみると、スクールの雰囲気を確かめることができます。

途中退学や違約金の闇

人生には色々なことがあります。
例えば、突然、親が介護状態になってしまったり、自分が病気になってしまったりと、事情によりスクールに通えなくなることは誰にでも可能性があります。

万一、途中退学する場合に、高い受講料をローンで組んでいだ場合、解約金はほぼ返ってこないというスクールも、多数、存在します。

就職さえすれば、支払えるつもりで、ローンを組んでしまうと借金だけが残ることになってしまうだけでなく、スクールによっては、別途、違約金まで発生することもありますから、さらにトンデモないことになってしまいます。

プログラミングスクールは、料金が高いからといって、質も高いとは限りませんので、ローンを組むとしても、解約金と違約金の確認はしっかり行うようにしましょう。

表向き安い受講料の闇

他のプログラミングスクールよりも、極端に受講料が安いスクールが、時々、広告等で出てきます。

受講料の安さに惹かれて契約したものの、テキスト代やPCレンタル代、分からないことを質問したりするようなフォローまで、全てがオプションで別料金だったりすると、
結局、他のプログラミングスクールよりも高額になってしまう場合がありますから、受講料の内容をしっかり確認しておくことが大切です。

無料のプログラミングスクールの闇

最近、無料のプログラミングスクールは増えてきており、珍しいものではありません。
ボランティアのスクールなのか?と思う方もいると思いますが、そういうことではありません。

最初のカリキュラムのみ無料。というスクールもあれば、スクールの卒業から就職まで無料というところもあります。
この場合、どういう仕組みになっているのかというと、システム開発のための必要な知識とスキルを教育して、
卒業生をエンジニア人材として企業に紹介し、紹介料を取るビジネスモデルです。
実は、無料のプログラミングスクールは、人材紹介業なのです。

そのため、スクールの運営費用を企業からの紹介料で賄うことが出来るので、生徒から受講料を取らなくても、ビジネスとして成り立つのです。

ただ、どうしても出てくる問題が、就職先に制約があって、生徒が希望している就職ができないというケースが多いようです。

また、生徒が勝手に、スクールと提携していない企業に就職してしまうと、違約金が発生してしまう場合があります。
無料のプログラミングスクールそのものが悪い訳ではありませんが、
詳細な就職先の希望を持っている場合は、やはりスクール選びは、よく検討した方がよいでしょう。

就職先が限定される闇

有料のプログラミングスクールであっても、人材紹介業を兼ねている場合があります。
生徒から受講料を取り、提携している企業からも就職先として紹介料を取るというビジネスモデルです。

酷いスクールになると、受講料が高額なうえに、違約金も非常に高額で、提携していない企業へ勝手に就職した場合、違約金を支払うために、しばらくの間は、実質タダ働き状態になることもあるようです。
スクール選びの際は、主な就職先をチェックしておきましょう。

プログラミングスクールからカモにされるのは、あなたに問題があることも

ふさぎ込む人

先ほど、プログラミングスクールの闇について解説した通り、スクール側に問題があることも多いのですが、
実はカモにされる原因は、あなた側に問題があることもあるのです。

今度は、その解説をしていきます。

プログラミングスクールからカモにされるのは、あなた側に問題がある5つのケース

  • 自分の目標を決めていない
  • スクールにすべてを任せてしまう
  • プログラミングに対して間違った認識を持っている
  • スクール選びの際に、複数比較しないで決める
  • プログラミングは短期間で稼げると思っている

それぞれについて、解説していきます。

自分の目標を決めていない

将来の自分の取り組みたいプログラミング言語や、進みたい職業のビジョンが全く決まっていないため、適当に決めたスクールで「この言語なら簡単だ。」と言われた言語を学んではみたものの、
いつまで経っても、卒業も就職も出来ずに、受講料のみを払い続けるようなハメになってしまい、このような方は、プログラミングスクールのカモにされます。

スクールにすべてを任せてしまう

こちらのケースも、将来の自分の取り組みたいプログラミング言語や、進みたい職業のビジョンが全く決まっていないため、
スクールに入ってしまえば、簡単に就職できると考えているようです。
そのため、コードのエラー等でつまづくと、すぐに挫折し辞めてしまうようなことになりやすいのです。

このような方も、プログラミングスクールのカモにされます。

プログラミングに対して間違った認識を持っている

プログラミングを学びさえすれば、すぐにエンジニアとして高収入が得られると思っている方がいます。

エンジニアになっても、すぐに稼げるようにはなりません。
スクール卒で就職をしても、1年目の年収は、300万円程度からです。

もちろん実務経験を積んでいくことで、年収1000万円以上も可能となるような夢のある職業ですが、「エンジニアになったら稼げる!」などと、
最初からスクールの宣伝文句を間に受けていると、結局、挫折してしまい、受講料を払っただけというハメになります。

このような方も、プログラミングスクールからカモにされます。

スクール選びの際に、複数比較しないで決める

スクールを選ぶ際に、複数比較せずに、「受講料が安い!」とか、「講師の人が有名だ!」という理由で即決してしまう方がいます。

プログラミングスクールは、複数比較して検討していかないと、自分に合ったスクールを見つけられません。
スクール選びで失敗すると、挫折の原因となり、やはり、受講料を払っただけというハメになります。

このような方も、プログラミングスクールからカモにされます。

プログラミングは短期間で学べると思っている。

プログラミングスクールの広告で、「1か月でプログラミングが学べて、すぐ稼げる」というものも存在します。

プログラミングの基礎を学ぶためには、一般的にスクールでは、最低3か月程度、独学では6か月程度を必要とします。(あくまでも基礎の部分だけです。)
大まかな型だけを覚えるという裏技を使えば、出来なくもないのですが、プログラミングを楽しむだけであれば、それもアリですが、実際の実務では全く通用しません。

悪質なプログラミングスクールほど「短期間で稼げるようになる!」ということをアピールしてくること自体は、スクール側に問題があるとも言えるのですが、
そのような広告を間に受けてしまう側にも、やはり問題があるのです。

このような方も、プログラミングスクールからカモにされます。

プログラミングスクールからカモにされないために

やめておいてというジェスチャー

プログラミングスクールにカモにされるのは、スクール側に問題がある場合と、カモられる本人に問題があることは、お話しましたので、最後に、まとめていきたいと思います。

プログラミングスクールからカモにされないための5つのルール

  1. 目標を持ち、その達成のためにプログラミングスクールを探す
  2. 目標に合ったプログラミングスクールを複数選び出し検討する
  3. 受講料などの契約関係をしっかり確認する
  4. 就職先が限定されないか確認する
  5. 焦らずにカリキュラムを確実にこなしていく

それでは、それぞれ解説していきます。

1. 目標を持ち、その達成のためにプログラミングスクールを探す

まず、プログラミングの学習には「目的」が必要不可欠です。

プログラミングスクールに入ってから、間違った選択をしていることに気づいたのでは手遅れです。
プログラミングスクールに完全に身を任せてしまうと、スクールの都合のために生きている人生を送ることになりますから、
しっかりと目標を設定し、人任せにしないスクール探しをしましょう。

2. 目標に合ったプログラミングスクールを複数選び出し検討する

プログラミングスクールを選ぶ際に、1か所だけしか見ずに決めてしまうと、必ず失敗すると言ってよいでしょう。

それは、何事も準備や調査は、成功の半分以上を決めると言われていますから、準備や調査がテキトーでは、今後も後悔するような経験が繰り返されるでしょう。

必ず、目標に合ったプログラミングスクールを複数選び出してから、よく検討するようにしてください。

3. 受講料などの契約関係をしっかり確認する

受講料は自分にとって適切か?
表面上安いようなオプション制度になっていないか?

万一、途中退学の際の受講料返金の有無や、違約金が発生するのか?等の確認は非常に重要です。
金銭の事は、その後の生活に影響してきますので、最重要項目だと考えて確認するようにしてください。

4. 就職先が限定されないか確認する

プログラミングスクールを選ぶ際に、そのスクールが人材紹介業を兼ねていて、就職先が限定されていないか?
また、限定されていても、自分の希望している企業と提携しているかを確認しておきましょう。

卒業しても、希望する就職先がないというハメになったり、提携していない企業に勝手に就職してしまうと違約金を支払わなければならない場合があります。

就職は、人生で重要な決断をする場面でもありますから、プログラミングスクールを選ぶ際には、忘れずに確認するようにしてください。

5. 焦らずにカリキュラムを確実にこなしていく

プログラミングスクールを選び、勉強を始めたら、まずは基礎固めからのスタートとなります。

プログラミングは、間違いなく稼げる職業の一つですが、短期間では稼げるようにはなりません。
プログラミングは、学歴や記憶力、資格等、一切関係なくコードを繰り返し書き、数をこなしていくことで実力をつけていくことが出来る、素晴らしい職業です。

人生で挫折したことがある方であっても、もう一度、再挑戦することだってできます。
だからこそ、自分で選んだプログラミングスクールで、焦らずにカリキュラムを確実にこなしていくことが重要なのです。

優良なスクールであれば、効率的に学べるので、独学の場合よりも短期間で学ぶことが出来るでしょう。

まとめ: プログラミングスクールのカモになるな!

デスクワークをする

今回はプログラミングスクールからカモにされやすい方の特徴や、スクールの闇などを解説してきましたが、お分かりいただけましたか?

結局のところ、プログラミングスクールからカモられないようにするためには、大きく2つに分けると
・自分の目標をしっかり持つ
・事前の準備と調査をする

この2つで、回避できるということです。

せっかく、プログラミングという、夢があり、目指す価値のある仕事に興味を持っているわけですから、スクールからカモられることなく、上手に活用し、効率的にプログラミングを学習していただけたらと思います。

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