それでは、Pythonのプログラミング言語を学んでいきましょう。
プログラミングの経験がない方でも、心配することはありません。
プログラミングは作りたいものをイメージしていくことができれば、必ず上達しますから、これから頑張っていきましょう。
まずは、文字を出力するところから始めます。
文字列
文字列
それでは早速、文字を出力してみましょう。
プログラミングでは、数値ではない文字のことを「文字列」といいます。
(数値も文字列として扱う事も可能です。)
「print」を使うと出力(表示)をすることが出来ます。
文字列の書き方
print(‘文字列’)
「print」の後ろの()の中に書いた文字が「コンソール」という画面に出力されます。
文字列は、シングルクォーテーション「’」か、ダブルクォーテーション「”」で必ず囲みます。
どちらを使っても、結果は同じとなりますが、付け忘れるとエラーになりますので注意してください。
(例)「Pythonプログラミングを始めました。」と出力します。
print(‘Pythonプログラミングを始めました。’)
文字列は「” “」か「’ ‘」で囲むことを忘れないようにしてください。
コメント
コメント
コード内に、コメントを書くことが出来ます。
行頭に、「#」を付けることで、行末までをコメントとみなされ、プログラムとしては無視されて実行されません。
開発者として、コードに関するメモなどを残しておくことが可能になります。
また、プログラミングではメモを残して言語化しておくことは、今後のためにも重要なことですから、特に基礎の勉強中は積極的にコメントを活用するようにしてください。
(例)コメントは、先頭に「#」を付けます。
# コメントは、先頭に「#」を付けます。
記述例
#「Pythonプログラミングを始めました。」と出力します。
print('Pythonプログラミングを始めました。')
# 文字列は「" "」か「' '」で囲みます。
# コメントは、先頭に「#」を付けます。
Pythonプログラムの基本構造
Pythonプログラムの基本構造
初めてPythonプログラムコードを見たときに、「全くワケが分からない!」と思った経験があるかもしれませんね。
きっと、非常に複雑なものに見えたでしょう。
これから、あなたがプログラムを書いていくためには、Pythonプログラムの基本構造を知っておく必要があります。
ただし、難しく考える必要はありません。
今後、中身については、詳しく解説していきますが、今回、覚えておいてほしいことは、3つだけです。
プログラムの動きは大きく分けると、たった3つだけなのです。
プログラムの3つの基本構造
プログラムの3つの基本構造
複雑に見えるプログラムの動きは、実は3つの動きしかなく、非常にシンプルにできていて、
下記の3つの基本構造を使えば、複雑なプログラムであっても作ることができてしまうのです。
また、この3つはPythonだけでなく、どのプログラミング言語でも共通した考え方になります。
- 順次進行
- 条件分岐
- 繰り返し
それでは、この3つの基本構造を簡単に解説していきます。
順次進行
順次進行とは、プログラムの最も基本的な動で、プログラムが書かれている上から順に命令を実行していくというプログラム構造のことです。
プログラムの命令が、上から順に「A」、「B」、「C」と記述されている場合は、上から順に「A」、「B」、「C」と命令が実行されていきます。
条件分岐
条件分岐とは、特定の条件のときは「A」という命令が実行され、そうでないときは「B」という命令が実行されるプログラム構造になります。
(例)テストの点数が80点以上なら「合格」と画面上に表示させて、80点未満なら「再テスト」と表示させるような処理ができます。
繰り返し
繰り返しとは、決まった回数や条件を満たすまで、同じ命令を繰り返すプログラム構造になります。
(例)データの数値を1ずつ足していき、データが20未満の状態のうちは「未成年」という文字を表示させ、20以上になったら「成人」という文字を表示させ、繰り返し処理を終わらせるということができます。
また、繰り返しは、反復処理とも呼びます。
この3つの動きのことをまとめて、プログラムの基本構造、制御フロー、制御構造、と言ったりもします。
今回は、プログラムの3つの基本構造について簡単に解説しました。
プログラミングは頭の中でイメージしていくことが大切ですから、まずは、このプログラムの3つの基本構造から理解しておいてください。