Python 変数やメソッドの命名で使う英単語を紹介!

Python 変数やメソッドの命名で使う英単語を紹介

Pythonのプログラミングでは、変数やメソッドに名前を付ける場合、命名にルールがあり、正しく名前を付けないとエラーになってしまうことがあることと、他人がコードを読んだときに分かりやすい名前を付ける必要があります。

また、動詞や名詞の違い、過去形や複数形などにも注意するようにしてください。
今回は、プログラミング時の変数名やメソッド名の命名でよく使う英単語を紹介します。

Python 命名規則 関数、変数、クラス、定数の名前の付け方のコツ!」も合わせてご覧いただくと理解が深まります。

目次

変数の頭につける接頭語

規模の大きな開発の場合、変数の頭に接頭語をつけると分かりやすくなります。

接頭語使い方
ar配列
b論理値
d日付
dic辞書
dtタイムスタンプ
f少数
n整数
lstリスト
oobject
str(s)文字列

計算する

単語使い方
add追加、加算する
calculate計算する
compute計算する(一般)
cube三乗する
decrement(dec)減算する
divide(div)除算する
expression評価式
equation方程式
formula方式
gain増やす
inequality不等式
increment(inc)加算する
multiply(mul)乗算する
remove削除する
reduce減らす
square二乗する
subtract(sub)減算する
vectorizeベクトル化する

作る・構築する

単語使い方
build構築する(組み立てる)
create最初から作る
generate変換して作る
make構築する(作る)

設定・登録する

単語使い方
apply登録する
configure設定する
redo操作の再実行
register確定登録する
reset初期化してやり直す
set設定する
undo操作の取り消し
unregister登録を取り消す
unset設定しない

変換・結合する

単語使い方
combine組み合わせる(分解可能)
convert変換する
join結合する
lc(lower_case) 小文字に変換する
merge統合する(分解不可)
parse解析する
uc(upper_case) 大文字に変換する

変更する

単語使い方
change変更する
alter変更する(元を破棄せずに)
modify改善変更
transform大きく変更する

分ける

単語使い方
divide正確に分ける
separate合わせたものを分ける
share分け合う
sliceリストから切り出す
split分割する

消す・破棄する

単語使い方
clear中身だけを消す
dedupe重複を取り除く
delete全て消す
erase消去する(復元不可能)
ignore無視する
trash破棄する(復元可能)
trim取り除く

権限・許可する

単語使い方
accept要求を承認する
allow許可する
deny許可しない
disable利用不可にする
enable利用可能にする
grant権限を与える
permit厳密に許可する
permission許可する
prohibit厳密に禁止する
prohibition禁止する
reject否認する

ネットワーク関係

単語使い方
connect接続する
disconnect切断する
downloadダウンロードする
requestリクエストする
respondレスポンスを返す
responseレスポンス
uploadアップロードする

認証・ログイン関係

単語使い方
authentication本人認証をする
certification第三者が証明する
guestゲスト
hostホスト
identification本人確認
identifier本人情報
identity本人特徴情報
log_onログインする
log_offログオフする
provider提供者
resign_from退会する
sign_inサインインする
sign_outサインアウトする
sign_on書類にサインする
sign_upアカウントを登録する
user使用者

比較関連

単語使い方
compare比較する
equals(eq) 等しい
ge以上
gtより大きい
is_and_over以上
is_bigサイズが大きい本人情報
is_correlated相関関係
is_few少ない
is_high高さ
is_low低さ
is_match特徴や条件が一致
is_many多い
is_max最大
is_min最小
is_narrow幅が狭い
is_or_under以下
is_overより大きい
is_same同じ
is_similar似ている
is_smallサイズが小さい
is_underより小さい
is_wide幅が広い
le以下
ltより小さい
ne等しくない

対で使う単語

単語使い方
future未来
now 現在
past過去
current
next
previous
center中央
left
right
bottom
top
after
before
back後側
front前側
backward背面
forward前面
background背景
foreground前景
source(src) 送り元
destination(dest) 行き先
ahead予定より早い
on_schedule予定通り
behind予定より遅い
new
old
first最初
last最後
in
out
east
north
south
west西
over上回る
under下回る
and_over以上
or_under以下
prefix接頭
suffix接尾
average平均
max最大
min最小
noいいえ
yesはい
head
tail
big大きい
large大きい
small小さい
child
children子どもたち
parent
others他人
self自分
sibling兄弟
ancestors先祖
descendants子孫
bodyボディ
footerフッター
headerヘッダー
clientクライアント
serverサーバー
class階級
kind大まかな種類
type一般的な種類
grade等級
level水準
rank順位
config構成設定
preference表示設定
settingソフト設定
close閉じる
open開く
dry乾いている
wet濡れている
act単一行動
action集団行動
behaivior振る舞い
bounds範囲
limits制限内
fast速い
quick素速い
slow遅い
caller発信する
callee発信される
cloudクラウドシステム
on-premise自社システム

ファイルの操作

単語使い方
open開く
close閉じる
read読み込む
write書き込む

データベースの操作

単語使い方
alterテーブル定義を変更する
connectDBに接続する
commitDBレコードの更新を確定する
createテーブルを生成する
deleteDBレコードを削除する
drop破棄する
disconnectDBから切断する
fetch条件を指定して取り出す
fetch_all条件を指定して複数行取り出す
insertDBレコードを挿入する
lockロックする
rollbackDBレコードの更新を元に戻す
selectDBレコードを抽出する
unlockロックを解除する
updateDBレコードを更新する

データの入出力

単語使い方
acquire取得する(価値)
earn取得する(報酬等)
enqueueキューに入れる
extract抜粋して取得する
dequeueキューから取り出す
fetch取り出す
filterフィルタリングして取得する
from~から
get取得する
obtain取得する(許可・証明)
pop取り出す
post投稿する
pull取り出す
pushスタックにつむ
put置く
sample見本を取り出す
set設定する
stash隠す
store格納する
via経由する

外部入出力

単語使い方
backupデータをバックアップする
entry入力する
exportデータベースから外部ファイルなどに出力する
import外部ファイルからデータベースへ取り込む
input入力する
load外部データをメモリーに展開する
output出力する
restoreデータをバックアップから復元する
saveメモリーのデータを外部に保存する

オブジェクトの操作

単語使い方
activate活性化する
create構築する
deactivate衰退化する
deserialize復元する
destroy壊す
lockロックする
serializeシリアライズする
unlockロックを解除する

検索・置き換え関係

単語使い方
find検索する
lose見失う
replace継続して置き換える
search検索する
seek順番に探査する
substitute(sub)一時、置き換える

プロセスの操作

単語使い方
abort異常終了
begin始める
break処理の途中で終了する
call処理を呼び出して実行する
deprocess戻し処理をする
end終わる
execute内部的に実行する
exit完全に抜ける
eval評価して実行する
finish段階的に終わる
preprocess前処理をする
process処理する
postprocess後処理をする
quit完全に終了する
resume休止状態から復帰する
runユーザの実行
start動かす
stop停止する
suspend一時的に休止する

確認事項関連

単語使い方
affirm~だと断言できるかを確認し結果を返す
can~を行うことができるか
can_close閉じることが可能か
can_execute内部処理は実行可能か
can_runユーザーの実行可能か
can_save保存可能か
check~を検査し結果を返す
confirm~が真実であるかを確認し結果を返す
contains~が含まれているか
exists~が存在しているか
has~のプロパティやデータを持っているか
has_changed変更されているか
has_next次があるか
has_previous前があるか
has_saved保存済みか
identify~が本物であるかを確認し結果を返す
is~であるかどうか
is_available利用可能か(動的)
is_empty空か
is_enabled利用可能か(静的)
is_normal正常な状態か
is_no_errorエラーがないか
is_nullNULLか
is_null_or_emptyNULLまたは空か
is_ready準備はできているか
is_valid有効か
is_visible表示状態か
need~を実行する必要があるか
shoud~を実行するべきか
validate~が規則違反をしていないかチェックし結果を返す

コード・引数関連

単語使い方
argument(arg)単一の引数
arguments(args)複数の引数
code(cd)識別子
identifier(id)識別子
number(no)識別子ではない数字

処理サイクル

単語使い方
anytime随時
bimonthly隔月
biweekly隔週
daily日次
monthly月次
quarterly四半期
semimonthly月2回
semiweekly週2回
semiyearly半年
yearly年次
weekly週次

機械学習関係

単語使い方
accuracy正解率
classify分類する
precision適合率
predict予測する
recall再現率

状態変更関連

単語使い方
abnormal異常
adapt環境に合わせる
adjustサイズに合わせる
attach結びつける
available利用可能な
back後ろに下がる
bad悪い
brief要約する
collapse折りたたむ
common共通の
commentコメントする
complement相互補完する
correct明確な基準で正しい
enable有効にする
enabled利用可能な
erase消す
errorエラーがある
expand展開する
detach切り離す
different違う
disable無効にする
disabled利用不可能な(静的)
diversity多様な
down下がる
draw描く
general一般的
go前へ進む
good良い
hide非表示にする
hidden非表示状態
ignore無視する
invalid無効な
irregular不規則な
miscその他の
next次へ進む
normal正常
normalize正規化する
optimize最適化する
ordinary普通の
previous前に戻る
recognize存在させる
regular規則的な
required必須の
reserved予約した
right一般的に正しい
same同じ
show表示する
special特別な
specific特定の
standardize標準化する
supplement足りないものを補う
toggle切り替える
turn_offオフにする
turn_onオンにする
unavailable利用不可能な(動的)
uncommentコメントを取り消す
uncommon共通でない
unknown未知の
unusual日常的ではない
up上がる
usualいつもの
valid有効な
visible表示状態

まとめ: Python 変数やメソッドの命名で使う英単語

今回は、Pythonプログラミング時の変数名やメソッド名の命名でよく使う英単語を紹介しました。

プログラミングでは、変数やメソッドに名前を付ける場合、他人がコードを読んだときに分かりやすい名前を付けるように心がけていきましょう。

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