Pythonでは、プログラミングをしていく中で「数値」も扱うことができます。
様々な数値の計算をしたり、数値の出力をすることを学んでいきましょう。
数値の計算
数値の計算
数値は文字列とは違い、クォーテーションやダブルクォーテーションで囲む必要はありません。
数値同士であれば計算をすることができます。
数値や記号は、全て半角で記述するルールがあります。
また、記号の前後に半角スペースを入れると見やすくなりますから入れるようにしてください。
(入れなくてもプログラムは実行されます。)
文字列と数値の違い
文字列と数値の違い
数値の計算をしたときに「1 + 1」は、計算結果は「2」となり「2」を出力します。
注意する点として、数値を文字列として扱うことができるということを覚えてください。
「’1 + 1’」としてクォーテーションで囲むと、文字列として解釈されて、出力結果は、「1 + 1」が、そのまま出力されることになります。
Pythonプログラミングでは、文字列と数値は、全く異なるものとして扱われます。
足し算
足し算
足し算の計算です。
足し算は、「+」を使って計算をすることができるのでとてもわかりやすいです。
print(“1 + 1”)
実行結果
1 + 1
print(1 + 1)
実行結果
2
引き算
引き算
引き算の計算です。
引き算も数学のように、「-」を使って計算をすることができるのでわかりやすいです。
print(“2 – 1”)
実行結果
2 – 1
print(2 – 1)
実行結果
1
掛け算
掛け算
掛け算の計算です。
プログラミングの掛け算は「☓」ではなく、「*」を使って計算します。
print(“2 * 2”)
実行結果
2 * 2
print(2 * 2)
実行結果
4
べき乗
べき乗の計算です。
べき乗の計算は「**」を使用します。
プログラミングでの使用することは少ないのですが、最低限覚えておいてください。
print(“2 ** 2”)
実行結果
2 ** 2
print(2 ** 2)
実行結果
4
割り算
割り算
割り算の計算です。
プログラミングで割り算は、「÷」ではなく、「/」を使って計算をします。
print(“10 / 3”)
実行結果
10 / 3
print(10 / 3)
実行結果
3.3333333333333335
割り算の整数のみ求める
Pythonでは、割り算の整数の部分のみを求めたい場合は、「//」を使って計算します。
print(“10 // 3”)
実行結果
10 // 3
print(10 // 3)
実行結果
3
割り算の余りを求める
割り算の余りを求める計算です。
割り算の余りを求める計算は、「%」を使います。
割り算の余りを求める必要があるのか?と、疑問に思う方もいるかと思いますが、これからプログラミングを行っていく上で、
例えば、奇数か偶数かの判定をする等で使うことが多い演算子ですから、使えるようにしておいてください。
print(“10 % 3”)
実行結果
10 % 3
print(10 % 3)
実行結果
1
記述例
# 足し算の計算です。
print("1 + 1")
# 実行結果 1 + 1
print(1 + 1)
# 実行結果 2
# 引き算の計算です。
print("2 - 1")
# 実行結果 2 - 1
print(2 - 1)
# 実行結果 1
# 掛け算の計算です。
print("2 * 2")
# 実行結果 2 * 2
print(2 * 2)
# 実行結果 4
# べき乗の計算です。
print("2 ** 2")
# 実行結果 2 ** 2
print(2 ** 2)
# 実行結果 4
# 割り算の計算です。
print("10 / 3")
# 実行結果 10 / 3
print(10 / 3)
# 実行結果 3.3333333333333335
# 割り算の整数のみ求める
print("10 // 3")
# 実行結果 10 // 3
print(10 // 3)
# 実行結果 3
# 割り算の余りを求める計算です。
print("10 % 3")
# 実行結果 10 % 3
print(10 % 3)
# 実行結果 1