Pythonとは 何ができるの? 人気プログラミング言語のメリットを解説!

pythonとは 初心者入門
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Pythonってなに?

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Pythonってなに?

「Python(パイソン)」とは、1991年にリリースされたプログラミング言語で、オランダ人のグイド・ヴァンロッサムというプログラマーによって開発され、オープンソースで運営されています。
イギリスBBCのコメディ番組である「空飛ぶモンティ・パイソン」がPythonの名前の由来のようです。

Pythonの用途は様々で、Webアプリケーション、デスクトップアプリケーション、組み込み開発や、AI技術開発、ビッグデータ解析などと多岐に渡ります。

コードは、英語を書いていくような感じで、文法がシンプル、かつ分かりやすく、覚えやすいことから、初めてプログラミングを学ぶ初心者でも比較的、習得しやすいため、人気のあるプログラミング言語と言われています。
例えば、Pythonのコードで「Hello!」と出力させる場合、コード量は、Javaのおよそ1/3で済んでしまうという特徴があります。

Pythonは、特にアメリカで人気のあるプログラミング言語で、 技術的には、動的な型付けを行うインタープリター型のオブジェクト指向の言語ですが、2010年からYouTubeや、ILM (Industrial Light & Magic)の、スターウォーズで有名な大規模サイト、大企業などをはじめとして、多くのWebサイトの開発にも使われています。

また、アメリカでは、STEM教育というプログラミングや科学技術教育が盛んに行われていて、教育現場でも、基礎的な言語として採用されているのは、Javaと、Pythonになっています。

Google社の社内でも、Java、C++、JavaScript、Go、Pythonが使われています。
TIOBE社が発表した、2020年1月のプログラミング言語人気ランキングでは、 1位: Java、2位: C言語、3位: Pythonという人気ぶりです。

Pythonのデメリットとしては、プログラムの実行速度はあまり速くないという部分がありますが、言語の仕様が非常にシンプルでメンテナンスが簡単で、パッケージやモジュールをサポートし、コードを再利用するのも容易であることもPythonの特徴でもあります。
プログラミングを初めて学ぶ言語としては、Pythonはオススメの言語と言えるでしょう。

Pythonで何ができるのか?

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Pythonで何ができるのか?

Pythonを使って出来ることは、多岐に渡ります。

  • デスクトップアプリの制作
  • スマホアプリの制作
  • データ分析
  • 機械学習を使った人工知能の開発
  • 自動データ処理などの業務効率化
  • web上の画像やテキストデータの自動収集
  • webサービスや、webアプリの制作
  • ブロックチェーン技術等の開発

などが制作可能です。

例えば、YouTubeやInstagram、PinterestなどのWebアプリケーションもPythonを使用して制作されています。
Pythonには、利用できるライブラリやフレームワークが数多くあるため、Webサービスやスマートフォンアプリを効率的に制作が可能です。

また、画像解析分野や音声解析分野、自然言語処理分野などの人工知能開発でも利用されています。

プログラミングは誰にでも出来るのか?

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プログラミングは誰にでも出来るのか?

プログラミングと聞くと、頭の良い人がやるものとか、特別な才能のある方がやるものだと思っていませんか?
先に答えを言うと、全くそんなことはありません。

もちろん、向き不向きはあるとしても、日常生活が普通に送れている方であれば、誰でも中級レベルまでは習得出来ます。
理系でも文系でも、大学を出ていなくても関係ありません。
プログラミングで大切なことは、作りたい物をイメージして、文書化し、それをコンピューターに分かる言葉で伝えてあげることです。

ですから、今までの学校教育のテスト前にやってきたような記憶力重視の学習とは、全く別物になるということです。

例えば、日常生活の中で、朝、家を出る時をイメージしてみましょう。

  1. 家を出る前に、天気予報を確認する。
  2. もし、降水確率が40%以下であれば洗濯物を外に干して出かける。そうでなければ部屋干しにする。
  3. もし、降水確率が50%以上であれば傘を持っていく。そうでなければ持っていかない。
  4. もし、降水確率が50%以上で、かつ気温が10度以下であれば、レインコートを持っていく。そうでなければ持っていかない。

あなたは、このようなことを毎日のように頭の中で考えていませんか?

日常生活が普通に送れている方であれば、プログラミングは出来ると言っているのは、上記のようなことを当たり前のように毎日、朝から晩まで行っているのです。
コンピューターに上記のような命令を伝えてあげることがプログラミングとなりますから、出来ないはずがありません。

後は、あなたが考えていることをコンピューターに正しく伝える基礎的なスキルを付けていけばよいのです。

また、コードについても、全てを記憶しておくことが重要なのではなく、分からないことを調べていく力を付けることの方が重要です。
逆に、自分で分からないことを調べながら、作りたいものを作りあげた時点で、初心者からは卒業となります。

ただ、先程から誰でも出来ると言ってきましたが、プログラミングで問題となるのは、中級レベルから先のことの方が大変な部分が多いかもしれません。
Pythonの場合、作るものによっても変わりますが、統計学や数学の知識が必要になったり、SQLやHTMLの知識なども必要になってくる場合もあると思います。

しかし、全てのことを完璧に知っているエンジニアはなかなかいませんので、得意分野を持ちながら、少しずつ広げていくスタンスでよいと思います。

Pythonは独学でも学べるのか?

プログラミングをする

Pythonは独学でも学べるのか?

Pythonは、文法がシンプルで、かつ分かりやすく、覚えやすいことから、中級レベルまでは、独学でも比較的、楽に学ぶことができます。
また、ライブラリーも使いやすく、豊富にある点も学びやすい言語であると言えるでしょう。

例えば、pandaや、numpyは、Pythonの有名なライブラリですが、pandasは、データ解析用のライブラリで、機械学習をする場合によく使われており、
numpyは、二次元や三次元の配列データを簡単に扱えるようにしたもので、これらのライブラリをimport文でインポートするだけで簡単に使えるようになります。

さらに、Pythonは、独学でも困らない、スクリプト言語であるため、1行1行の処理を実行するたびに翻訳していくので、エラーが起こったところがすぐにわかるため、プログラム動作チェックが簡単にできるのです。

要するに、Pythonは、初心者でもトライアンドエラーしやすい言語ということが言えるでしょう。

Pythonであれば、人にもよりますが、独学でも、1日2~3時間の学習で、6か月もあれば、ある程度のアプリを作れるレベルまでは可能です。
また、最短で学ぶのであれば、最初からプログラミングスクールを利用することも、1つの選択肢として良い選択と言えるでしょう。

しかし、Pythonを初心者から独学で習得する場合、比較的簡単なプログラミング言語であるとはいえ、ポイントを押さえて学んでいかないと、挫折する原因になってしまいます。

遠回りしないよう、初心者が挫折せずにPythonを習得するための勉強法を、以下に解説します。

Pythonを習得するために挫折しないコツ

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Pythonを習得するために挫折しないコツ

Pythonを習得するために挫折しないコツは、以下の4つになります。

  • やりたいことを決める
  • 学ぶ方法を決める
  • 分からないことはすぐに調べる
  • 毎日時間を決めて勉強する
  • 目的に向かって実際にコードを書いていく

それでは、1つずつ解説していきます。

やりたいことを決める

やりたいことを決めるということは、プログラミングだけのことではなく、全ての事に言えることではありますが、
例えば、ギターを弾けるようになりたい場合、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の練習は必要になりますが、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」そのものが弾きたいのではなく、憧れの「〇〇の曲を弾けるようになりたい!」という気持ちが一番重要になります。

Pythonでも、「〇〇アプリが作りたい!」、「AI開発がしたい!」という目的を先に決めることが重要になります。
先ほどの、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」にあたる、基礎的なコードの書き方の部分は、どのような目標を立てたとしても必要にはなりますが、
目的を先に決めておかないと、モチベーションを維持することが出来ずに、挫折の原因となってしまいます。

また、作成するものだけでなく、「フリーランスエンジニアとして収入を得たい。」、「オリジナルアプリを開発する仕事がしたい。」など、将来に対する目的を明確にすることも、挫折しないための良い方法です。

学ぶ方法を決める

初心者の方は、まず、基礎的なコードの書き方や環境構築をしていくことになりますが、どのような方法でPythonを学んでいくかを決めていきます。

プログラミングスクールで学ぶ

プログラミングスクールであれば、すぐに質問出来る環境や就活などを考えている場合は有利になりますから、有料であっても最短で学び、仕事に就くことが出来るでしょう。
近年では通う必要のない、Python専門のオンラインスクールがオススメです。
・Aidemy

Webサイトで学ぶ

独学でプログラミングを学ぶつもりであれば、近年では無料のWebサイトで、簡単にプログラミングを学んでいくことが可能になりました。
・Progate
・ドットインストール


この他にも、Youtubeや、書籍などでも学ぶことが出来ます。
あなたにあった、学ぶ方法を決めると良いでしょう。

分からないことはすぐに調べる

独学で挫折をしないためには、分からないことが出てきたら、すぐに調べることが大切です。

プログラミングで、最も挫折する原因は、「エラーが解決できない。」ということがあげられます。
初心者に、エラーはあって当たり前という気持ちでいてもらって良いのですが、大切なことは、分からないことが出てきた時に、すぐに調べるクセを付けることです。

Pythonであれば、調べられるサイトが沢山存在しますから、ほとんどの問題は解決できるでしょう。
それでも分からない場合は、教えてもらえる環境を作りましょう。
プログラミングスクールで学んでいる方なら、簡単に質問が出来ると思いますが、独学の方は、分からないままにしてしまうと、結局、プログラミングをやめてしまうことになってしまいます。

そのような時は諦めずに、ITエンジニアのQ&Aサイトを使って質問してみましょう。
ITエンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」

自分で調べていくことも大切ですが、最後は人に教えてもらう環境を作り、分からないままにしておかないということも大切です。

毎日時間を決めて勉強する

Pythonを習得し、仕事をするレベルまで持っていくためには、毎日欠かさず勉強する必要があるでしょう。
習得にかかる時間は、作りたいものや、学び方によっても異なりますが、毎日コツコツと続けていくことが大切です。

仕事を持ちながら勉強する方もいると思いますから、基礎的な部分であれば、毎日、長時間勉強するという意味ではなく、
「Pythonに毎日触れて継続させる」という考え方でも、十分、プログラミングは習得することが出来るでしょう。

目的に向かって実際にコードを書いていく

基礎的な部分を学んでから、次にやるべきことは、実際にPythonのコードを書いて作りたいものを作りあげるということです。
これは、Pythonだけに限らず、プログラミング上達のためには、実際にコードを書いて、習得して得た知識を「出力」させるということです。

エラーは起こって当たり前ですから、気にせずに調べてみたり、教えてもらいながら、目標物を作り上げていきましょう。
自分で書いたコードが正しく実行されると、モチベーションアップにつながり、上達も早くなるでしょう。

Pythonを学ぶことで夢が広がる

パソコンのキーボード

Pythonを学ぶことで夢が広がる

今までお話ししてきたように、多種多様なプログラミング言語の中で、Pythonは、なぜ人気があるのでしょうか?

コードの書き方が比較的簡単な言語であることは、すでに解説してきましたが、それ以外に職業的な面でも、様々なメリットがあるのです。

年収が高い

求人情報サイト「求人ボックス」の調査によると東京都では、

  • 一般社会人の平均年収: 約430万円
  • Pythonエンジニアの平均年収: 約600万円

となります。

また、2018年のプログラミング言語の平均年収ランキングでは、

  • 1位:Goの平均年収: 約700万円
  • 2位:Scalaの平均年収: 約630万円
  • 3位:Pythonの平均年収: 約600万円

という結果になっています。

そして、Pythonのエンジニアの中でも、分野によって年収が変わるようです。

  • Webエンジニアの平均年収: 約580万円
  • AIエンジニアの平均年収: 約600万円
  • データサイエンティストの平均年収: 約700万円

という結果になっています。

就職や転職がしやすい

Pythonエンジニアの特徴として、就職や転職がしやすいということがあげられます。
近年では、AI技術や、Webアプリケーション開発など、多くの企業がPythonを採用するようになり、Pythonエンジニアの需要が高まっていることから、就職・転職市場は、売り手市場になっています。

将来性がある

ソフトウェア開発のプラットフォームの「GitHub」の発表で「開発に使われる言語」に関するレポートでは、370以上ある言語の中で、

  • 1位: JavaScript
  • 2位: Python

という結果が出ていて、2番目によく使われているということです。

やはり、Pythonというプログラミング言語は、AI技術やビッグデータを扱い、今後も新しい開発に携わることが出来るという点が、言語を採用する際の非常に大きな理由と言えるでしょう。

特に、「人工知能」や「深層学習(機械学習の応用的なもの)」は、ロボットが人間のように物事を考える脳を作るものですから、
Pythonは、この機械学習や深層学習をプログラムしていくための、計算や統計処理で活用できるライブラリが豊富にあります。

今後、人工知能関連の職業に就きたい方であれば、Pythonを習得しないという選択肢はないと言ってよいでしょう。
Pythonは、これからも、様々な開発に採用されていくことでしょう。

まとめ : Pythonを学ぶことの魅力

パソコンのキーボード

まとめ : Pythonを学ぶことの魅力

Pythonを学ぶことの魅力がお分かりいただけましたか?

構文がシンプルで分かりやすく、ライブラリーが豊富なPythonは、プログラミングを初めて触れるような超初心者の方でも問題なく始められるプログラミング言語です。
また、人気のある言語ですから、分からないことは調べることで、すぐに解決できます。

そして、なんと言っても、これからさらに需要が高まっていくことが予想される人工知能を扱える言語ですから、平均年収の高さや、将来性にも明るい未来を感じられることから、仕事で困ることはないでしょう。

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